波のペースをつかむ

波のペースを掴む

相場の波は一定の時間で動いています。トレーダーの都合には合わせてくれません。
トレーダーがじれてしまい、待ちきれずにアクションを起こしたら逆方向に進む。
これは、相場を牽引している時間軸がつかめていない時に起こりがちな事象です。
トレンド相場の押し目を作る時間、天井・底で反転する時間、上昇・下落を続ける
時間など・・
相場を牽引している時間軸は、特定の時間足チャートを見ているだけでは判別が
つきません。

波のペースを確認する

波の例1

上記はユーロ円の15分足のチャートです。このチャートだけだと、これから、どのぐらいの
時間をかけて、どう動くはつかめません。
大きな方向性と動く時間を予測するには、その上の上位足を見る必要があります。

波の例2

先ほどのチャートの2時間足を表示しました。
このチャートまで上って見ると、先ほどの15分足エリアは、上昇トレンドの途中にあり、
もしかしたら、Wボトムの天井をつけて下降トレンドに入る可能性があったエリアと
分かります。
また、2時間足では、先ほどの15分足のように波が上下に激しく動かず、一定の方向感を
持ってきれいに並んでいる事がわかります。
どうやら、この時間足が相場を牽引しているようです。

波の例3

更に先ほどのチャートの4時間足を表示しました。
ここまで上位足を見ると、先ほどの15分足エリアは、明らかに上昇トレンドの途中
にあり、4時間足以上のトレーダー達の押し目買いのエリアであった事がわかります。
そして、この4時間足の周期で押し目の天井・底が反発している事がわかります。

★このチャート例だと、相場を牽引している時間足は2時間足。
チャートの押し目エリアの天井・底から反発タイミングは4時間足が牽引している事
が分かります。
(押し目エリアで、陰線の次に陽線が発生した時点で反発と見なしています。
スイングトレードでは、実際に、このタイミングでエントリーで取れていると思います。)

待つ時間とエントリータイミングを分ける

先ほどの「波のペース」を事前に知っていると、エントリータイミングが分かりやすくなり、
また、待つ時間が、大体どのぐらいあるか読めると思います。
じっとパソコンの前で待ち続けるのは苦痛だと思います。
待つ時間は余計なことをせず、パソコンからはなれて、エントリーする時に座るれるように
しましょう。

※メタトレーダーのインジケータで、特定の価格になるとアラートを鳴らしてくれるものが
あります。自動設定をしておくと便利です。

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【相場環境の確認・目次】
》》1.経済指標と発表日時を確認する
》》2.相場が動いている時間帯を確認する
》》3.波のペースをつかむ
》》4.上位足のサポート・レジスタンスとMA線を確認
》》5.ストーリーを考える・上昇トレンドの起点
》》6.ストーリーを考える・上昇トレンドの押し目
》》7.ストーリーを考える・下降トレンドの起点
》》8.ストーリーを考える・下降トレンドの戻り売り


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