切上げラインと切下げライン

切上げライン、切下げラインとは・・・

切り上げライン1

切上げライン、切下げラインは、押し目買いや戻り売りの場面で使われる有名な
ラインです。ダウ理論やグランビルの法則など、波を作る法則と併用されます。

上位足のトレンドに乗る場合は、下位足でタイミングを計りますが、
その際にも5~15分足で、上記のチャートのような箇所で使われます。
(オレンジ色の斜めラインが切り上げラインです。ローソク足がこのラインを
ブレイクした時点をエントリーポイントと考えます。なお、赤と青の線は、
短期と長期の移動平均線です)


切り下げライン1

上記ダウ理論の戻り売りの押し目エリアのチャートです。
オレンジ色の斜め線が切り下げラインです。
ダウ理論の高値切り下げ・安値切り下げを確認しつつ、また、移動平均線の動きも
確認しながら、ラインを割ったらエントリーとしています。

切上げライン・切下げラインの特徴

 
切上げライン・切下げラインは、ネックライン同様、通常のサポートラインや
レジスタンスラインと違い、ローソク足が斜めのラインを抜けるか、そのまま
触れずに離れていくか、を判断する線です。
判断が済むと使われなくなります。従って、機能する時間は極めて限定的です。
大体、ローソク足10~20期間で、利用価値はなくなります。

また、このラインの信憑性は、上位足との関係や移動平均線の位置によって、
変わります。移動平均線に近づいては離れるを繰り返しているチャートほど、
トレンド継続の確立が高くなります。

ロスカットの位置を制御

切り下げライン事例

切上げライン・切下げラインは、ロスカットの位置を制御する事が出来るため、多くの
トレーダー達が利用しています。
例えばダウ理論で下降トレンドの場合、通常であればエントリーポイントは、前回の安値
を切り下げたところになりますが、このラインを使うともっと前にエントリーできます。
もちろん、その分ダマシにも合いやすくなりますが、成功したときのリワード(利益)の
大きさは、通常の場合の2倍以上になる事が多く、その分、資金管理のルールに
乗りやすい特徴があります。

上位足でも利用されている

切上げライン・切下げラインは、レンド継続の開始タイミングを計る為の斜め線で、
主に5分足~15分足の下位足で利用されますが、上位足(8時間足や4時間足、1時間足)
でも機能します。

上位足のダウ理論へのエントリータイミングなど、スイングトレーダーや中期・長期の
トレーダー達は、このラインで参加を決める時があるので、上位足のチャート形状も
よく確認しておく必要があります。

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【ライントレード・目次】
→1.サポートライン分析
→2.レジスタンスライン分析
→3.ネックライン
→4.切り上げラインと切り下げライン
→5.三角持ち合いライン
→6.サポート・レジスタンスのブレイクパターン
→7.ダウ理論・下降トレンドのエントリー候補例
→8.ダウ理論・上昇トレンドのエントリー候補例
→9.ダウ理論・レンジ相場エントリー候補例
→10.天井圏・底値圏のエントリー候補例
→11.窓と水平ライン
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