サポートライン分析
サポートラインとは・・・
サポートラインは、価格の下落が止まると考えられているゾーンのことです。
ラインとは表現されていますが、実際は、その周辺を含む価格帯が対象となります。
上記のチャートはユーロ円4時間足です。
紫の水平ラインがサポートラインです。このラインより下の価格帯は買う人が多くなると
認識してもらって結構です。
サポートラインが出来る場所
サポートラインは以下の場所に形成される特徴があります。
1.過去の取引で価格の下落が止まったところ
2.120.0円など、心理的にキリがいいところ
3.多くのトレーダー達の注目が集まる重要な節目の価格帯
ダウ理論の押し目の場合、直近の波の高さ(安値の高値の差額)に対して150%,
161.8%,138.7%が意識されやすくなります。
[フィボナッチ・リトレースメントの設定値です]
特に上記のチャートのように、何度も価格が止まっているゾーンは重要なサポートライン
になります。
サポートラインの強弱
サポートラインは全て同じラインという訳ではありません。強弱があります。
以下は強弱の順番です。
1.上位足のサポートラインほど強く機能する
週足 > 日足 > 8時間 > 4時間 > 1時間 > 15分 > 5分
※1時間足以上のラインが相場に影響をよく与えています
2.ダウ理論の押し目エリアや移動平均線とクロスする箇所は強くなる
3.何度も価格が止まっているゾーン
4.直近のライン
1週間前のラインと前日のラインでは、前日のラインのほうが強く機能します。
但し、上記の3のように何度も意識されてきたラインは、その後、数ヶ月以上に
渡って機能する場合がありますので、常時、上位足のチャートで位置を確認する
必要があります。
マルチタイムフレーム分析との併用
サポートラインは、ダウ理論の進む方向やトレンドの方向を止めて逆転させる働きが
あります。(もちろん、止まらずに、更に上に進む事もあります)
マルチフレームタイム分析の説明と重複する部分となりますが、特に上位足の
サポートラインは重要となります。
※注意※
相場は上昇はゆっくり動きますが、下落は早く動く傾向があります。
サポートラインは下落を止めるラインですが、下落スピードが速くなると、例え日足の
強固なラインでも、簡単に突き抜ける場合があります。
押し目買いなどで、ラインを使用するには、相場の状況を見定める必要があります。
※
サポートラインはローソク足が完全に下に抜けると、次はレジスタンスライン
として機能します。
【ライントレード・目次】
1.サポートライン分析
2.レジスタンスライン分析
3.ネックライン
4.切り上げラインと切り下げライン
5.三角持ち合いライン
6.サポート・レジスタンスのブレイクパターン
7.ダウ理論・下降トレンドのエントリー候補例
8.ダウ理論・上昇トレンドのエントリー候補例
9.ダウ理論・レンジ相場エントリー候補例
10.天井圏・底値圏のエントリー候補例
11.窓と水平ライン