FX相場の特性

FX相場の特性

FXの相場には一定の法則があります。この章でも記載したグランンビルの法則やダウ理論、
エリオット波動などもそうですが、それらの根幹を成す以下の大事な項目があります。

FX相場には上昇トレンドと下降トレンドしかない

以下のチャートを見てください。
FX日足チャート1
FX日足チャート2
FX日足チャート3
これらはユーロドルの日足のチャートで約3年半分のチャートです。
上から順に時間の順番で並んでいます。
画面の都合で大きなチャートを掲載していませんが、ここからは以下の点が見えます。

1.FX相場には、上昇局面と下降局面しかない

相場には、一般的に上昇、下降、レンジ(持ち合い)の3種類があるとされていますが、
時間軸を日足、又は、4時間足レベルまで見ると、上昇と下降しかない事が分かります。
レンジ相場(持ち合い)は、主に小さな時間軸で発生するものと考えてよさそうです。

2.一度トレンドが出来ると長期間、継続する

次の特徴として、一度、相場がトレンドを形成したら、その状態は、かなりの長期間
続く点があります。
上記のチャートでは、上昇トレンドが3から6ケ月、下降トレンドが4から6ケ月
以上続いていることが見られます。

もちろん、大きな上昇トレンドのなかで下降トレンドが作られることもありますが、
大きく見ると一定のトレンド内に収まると考えられます。
日足~4時間足レベルでもダウ理論の波やグランビルの法則の形状が発生する点
にも注目です。

3.長期間、有利な方向が継続する

相場がトレンドを形成して、それが長期間続くならば、長期間に渡って有利な方向が
ある事になります。
例えば、日足・4時間足で上昇トレンドが発生したら、そこから長期間に渡って、
上方向が有利な日数が続きます。
[数ヶ月間に渡って買いエントリーが伸びやすく、売りエントリーが伸びにくい相場が
展開されます]

下降トレンド発生なら、そこから数ヶ月間、下方向に有利な日数が続きます。
[売りエントリーが伸びやすく、買いエントリーが伸びにくい相場が展開されます]

日足・4時間足のトレンドが相場の方向性を作っている

上記の長期のトレンドは、マルチタイムフレーム分析(MTF分析)や移動平均線分析
の基礎部分となっています。

時間があるときで結構ですので、一度、大きな時間足の流れを確認してみて下さい。
今の相場が、どんな立ち位置にいるのか、よく分かると思います。

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