FXの3つの投資スタイル

取引スタイル

FXには大きく分けて3つの投資手法があります
長期の投資家

取引を開始してから数ヶ月~数年の期間、ポジションを保有する取引手法です。
保有する期間が長いので、全体的な経済指標(ファンダメンタルズ)が分かる必要
があります。
普段、忙しくて相場を見れない方や、外貨預金の代わりにスワップ金利を狙う方に
最適な投資手法となります。
注意点として、為替差損によるレートの振れ幅を考慮して、レバレッジを低く設定
する必要があります。基本的に堅実で着実な資産運用を目指す事になります。
資産運用の長期間を待てる人向きです。

中期の投資家

取引期間が1週間~1ケ月ぐらいで、1円幅の利益を取りに行く手法です。
スィングトレードと呼ばれる手法がこれにあたります。

短期の投資家

数日から数分の取引で、細かい利益を取りに行く手法です。
テクニカル分析とロスカットを駆使することで小額からでも十分な運用を
期待できる取引スタイルです。
ディトレードやスキャルピングといった手法が、これにあたります。
短期トレードは豊富な経験が必要とされるために、初心者には苦戦となる可能性が
高い手法です。

初心者は、どのスタイルから入ればいいのか?

以下は、トレード時間と難易度の関連図です。
取引スタイル
■取引する時間が短くなるほど、トレードは難しくなる
■スキャルピングは超上級者向けのトレード、デイトレードは初級から中級までの
トレード、スイングトレード等は初級者向け


初心者は、どの取引スタイルから入ればよいかと聞かれれば、
中期トレードのスイングトレード、又は、長期トレードのスワップ金利狙いから
入るのがベターと思います。

個人の特性や置かれた環境にもよると思いますが、
デイトレードやスキャルピングは、上級者向けの取引スタイルです。
初心者には難しいです。
比較的、取引が簡単なスイングトレードや長期投資がマスター出来ないのに、
その上のレベルの上級トレードは厳しいと思います。
まずは、取引が比較的易しい中級から、初めて見ることをお勧めします。
十分な経験と知識を積んでから、デイトレードに移行しても遅くはないと思います。

※デイトレードよりスイングトレードの方が利益取れる場合も多々あります。

各トレードスタイルのメリット・デメリット

取引スタイル メリット デメリット
長期投資
(スワップ運用)
安定した金利手数料が入ってくる レバレッジが効かない
通貨組合せテクニックが必要
スイングトレード 一度エントリーしたらあまりチャートは見なくてもよい
利幅が大きい(100pips前後)
相場の急落、急騰に弱い
損失時の幅が大きい
デイトレード 相場の急落、急騰に強い
損失幅が小さい(10~15pips)
PCの前でチャートを見続けないといけない。
利幅が少ない(20~50pips)
スキャルピング 取引チャンスが多い 取引スピードが求められる、反射神経が必要
利幅が少ない(10pips前後)
取引回数が多い分、手数料が負担になる

※補足
トレードは相場の状況に合わせて行うもので、自分の都合には合わせてくれない。
デイトレード、スキャルピングといえども、自分の空いた時間に合わせて取引を行うことは
難しい事です。

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