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円高は輸出に痛手円高になると、日本の企業の株価は下落する傾向にあります。なぜでしょうか?
日本は資源を豊富に保有しているわけではありません。しかし日本には皆さんがご存知の通り、電化製品や車など世界を代表するようなメーカーを生み出し日本に莫大な利益をもたらしています。
現在では輸出主導(外需依存)が日本国内消費に対して悪影響を与えているという意見もありますが、それでも日本は輸出に頼るしかないのが現状です。
日本を代表する自動車メーカーのトヨタを例にして見ましょう。トヨタの売上は現在軽く20兆円以上です。日本内ではガソリン価格の高騰や優秀な競争社(ホンダやニッサン)の存在もあり、販売数自体は伸びていませんが、海外ではうなぎ上りにシェアを高めています。
アメリカでプリウスが1台売れれば、単純に2万ドルの売上になります。1ドル100円場合、日本円にして200万円の売上となります。
もし急激な円高になり、1ドル80円になった場合の同じ2万ドルでも、日本円では160万円の売上となります。つまり、トヨタにとっては円高に動くと円安の時よりも日本円に換算した場合の額が目減りしてしまい、不利に働くのです。
輸出に依存しすぎの日本の企業に投資している投資家は、円高になればなるほど損失が拡大すると懸念して、日本の企業の株式を売却する動きになっていきます。
事実、トヨタは1円円高に動くだけで、350億円以上の利益が吹き飛んでしまうと発表しています。もちろんトヨタだけではなく、ホンダ、ニッサンをはじめソニーなどの輸出企業のほとんどは円高によって多大なダメージを受けてしまうのです。
逆に、輸入する側の企業にとっては円高は必然的に大きな利益をもたらします。いまで1ドル100円で購入できたものが、80円で購入できる事になれば、それはその企業にとっては大変嬉しいことですね。
輸入と輸出のバランスがあまりうまくとれていない、日本のような経済は、為替の影響を大きく、ダイレクトに受けてしまうという事を覚えておきましょう。